皮脂は毛穴に詰まらない

  • 2020.05.23 Saturday
  • 14:32

JUGEMテーマ:育毛


簡単に言ってしまえば、皮脂は脂で液体です。液体ですから、皮脂が毛穴に詰まることもありませんし、毛の生育を邪魔することもありません。ま、当たり前と言えば当たり前のことです。

ところが、私がこの仕事を始めた当時は、「皮脂が毛穴に詰まって毛が発毛しなくなっている。だから、頭皮を綺麗に洗って毛穴の詰まりを取らないとハゲになる。」なんて言われていたのです。

それが嘘だと分かったら、今度は皮脂が角質と混ざってコールタール状になって毛穴を塞いでいるとか、角栓を作り毛穴を塞いでいるなんて話も出てきていました。今でも、この理論を実践している育毛サロンもありますね。

最近は、理美容室でもマイクロスコープで頭皮を見せて、「ほら、こんなに角質が毛穴を塞ぎ、皮脂が毛穴を塞いでいるのが見えるでしょ。これが、あなたの薄毛の原因なんですよ。」なんて説明するサロンがあったりしますから、事実を知らない人たちが多いのに閉口してしまいます。

炭酸を使ったシャンプーの広告でも同じようなことを訴えているので、本当に「皮脂が毛穴に詰まるとか、毛穴を塞ぐ」話は質が悪いです。
この理論のおかげで、どれだけの人が皮膚疾患にかかって苦しんでいるのか?分かっていらっしゃるのでしょうか?

中には、お客さんの頭を洗った後の頭皮をマイクロスコープで再度見せて、「ほら、毛穴が開きこんなに綺麗な頭皮と毛穴になったでしょ。」なんてやっていますから、詐欺に近いじゃないか。と思う次第です。

だってね。誰だって頭皮を綺麗に洗った後なら、毛穴も開き、頭皮・毛穴が綺麗になるものだからです。

現代の日本人のほとんどは、毎日洗浄剤で頭皮と髪の毛を綺麗に洗っています。そんな人の頭皮の皮脂が毛穴に詰まるとか塞ぐなんてことはありません。

そんな人の頭皮を洗髪後12時間以上も経ってから、マイクロスコープで見たら、角質でケアが塞がって見えたり、皮脂が毛穴に溜まっているように見えるだけです。問題は、洗浄剤で頭皮を毎日洗っていると言うことにあるのです。

皮脂を綺麗に取ることとを続けていると皮脂の分泌が増えるようになり、マイクロスコープで見ると皮脂が毛穴に溜まって見えます。
そんなに綺麗に洗髪しているのですから、頭皮の角質が荒れて、毛穴を塞いでいるように見えるのです。

そんな人の頭皮は血行・血流が悪くなっているのですから、腰の無い毛しか育たなくなったり、細くなったり、成長しなくなった毛が増えたりして、薄毛になっていくのです。

全ての問題の出発点は、頭皮を綺麗に洗って皮脂を取るケアを続けていることにあります。